コルク半と半ヘルの違いは?見分け方とラベルで分かる安全の目安

コルク半と半ヘルの違いは?見分け方とラベルで分かる安全の目安 交通

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「コルク半と半ヘルの違いって、結局どこにあるの?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

バイク用品店や通販では、どちらも頭の上半分を覆うヘルメットとして同じ棚に並んでいます。

コルク半は半ヘル(半キャップ)の中の1つで、違うのは主に内装やツバ・耳当てといった作りと見た目です。

ただ、名前がコルク半でも半ヘルでも、ラベルの表示しだいでは公道で使えない商品も売られています。

この記事では、手に取って見分けるポイントから、ラベルの読み方、乗り物ごとの目安、中古で買うときの注意、困ったときの連絡先までを順番に整理しました。

買う前やかぶる前の確認に、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • コルク半と一般的な半ヘルの違いと、見分ける4つのポイント
  • PSC・SGのラベルと「125cc以下用」「公道使用不可」の読み方
  • 原付・125cc・それ以上など、乗り物ごとのヘルメットの目安
  • 中古・リコール・トラブルのときに確かめることと連絡先

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  1. コルク半と半ヘルの違いは内装・ツバ・塗装で、形の区分は同じハーフ形
    1. 違いを早見表で確かめる
    2. どちらも製品安全協会の区分では「ハーフ形」に入る
    3. 呼び名が違っても守る決まりは同じ
  2. 手に取って見分けるなら内装・ツバと耳当て・あごひも・帽体の4か所
    1. 内装にコルクがあるかを見る
    2. ツバと耳当てが付いているかを見る
    3. あごひもの留め方を見る
    4. 帽体の材質と厚みを見る
  3. ヘルメット横のラベルで、公道で使えるかと対象の排気量が分かる
    1. PSCマークとSGマークは1枚のラベルに並んで貼られる
    2. 用途は「0.125リットル以下用」と「その他」の2つ
    3. 本体の届出事業者名と使用上の注意も見る
    4. 「公道使用不可」は本体に大きく書く決まり
  4. 乗る乗り物ごとに、半ヘルを使える目安が違う
    1. 乗り物別の目安を表で確かめる
    2. 新基準原付も125cc以下用の範囲に入る
    3. 126cc以上で使うと違反でなくても勧められない
    4. 特定小型原付と自転車は努力義務
  5. 125cc以下用とそれ以外は、守る範囲と衝撃試験の条件が分けられている
    1. 守る範囲は日本産業規格の別の項目で決まる
    2. 衝撃吸収の試験は、衝撃が続く時間の上限が違う
    3. あごひもと脱げにくさの試験はどちらにもかかる
  6. 道路交通法は形ではなく7つの性能でヘルメットを決めている
    1. 7つの基準を表で確かめる
    2. 国はハーフヘルメットも同じ基準と教則で考えている
    3. かぶらずに運転すると違反点数1点
    4. 工事用や装飾用のヘルメットは代わりにならない
  7. 半キャップ型は、あごひもの緩みが一番多い形
    1. 形ごとのあごひもの不適正着用の割合
    2. 脱げたヘルメットは頭を守れない
    3. 顔とあごの露出と胸のプロテクター
  8. フリーサイズでも、頭まわりに合うかを確かめる
    1. 製品安全協会はサイズを内装の長さで3つに分ける
    2. 半ヘルはフリー57〜60cm未満が多い
    3. 大き過ぎると脱げやすく、視界もさまたげる
  9. 通販・フリマ・お下がりは、表示と買った日とリコールを確かめる
    1. 通販は装飾用や基準外のものが混ざることがある
    2. 中古やお下がりは救済制度の期限が分かりにくい
    3. リコール情報を確かめる
  10. 3年と強い衝撃が交換の目安で、置き場所と改造にも注意
    1. 購入後3年を目安に交換する
    2. 一度強くぶつけたヘルメットは使わない
    3. 高温・防虫剤・穴あけを避ける
  11. コルク半をめぐるトラブルや事故のときの連絡先
    1. コルクのヘルメットを口実にしたトラブルが報じられた
    2. 危ないときは110番、緊急でない相談は#9110
    3. ヘルメットの欠陥が疑われる事故は製品安全協会へ
  12. まとめ

コルク半と半ヘルの違いは内装・ツバ・塗装で、形の区分は同じハーフ形

コルク半と半ヘルの違いは内装・ツバ・塗装で、形の区分は同じハーフ形

コルク半は、半ヘルと呼ばれるハーフ形ヘルメットのうち、内装やデザインに特徴があるものを指す呼び名です。

頭のどこまでを覆うかという形は同じなので、安全に関する決まりもほぼ共通しています。

まずは、両者の違いを早見表で押さえておきましょう。

違いを早見表で確かめる

半ヘルは、半キャップやハーフヘルメットとも呼ばれる、頭の上半分を覆う形の通称です。

コルク半は、内装のクッションにコルクを使った半キャップ型を指す呼び名として、自動車メディアのclicccarで紹介されています。

下の表は、販売ページで確かめた仕様をもとに、2つの違いを整理したものです。

項目 コルク半 一般的な半ヘル
呼び名の意味 内装のコルクに由来するとされる呼び名 半帽形ヘルメット全体の通称
内装 コルクを使う商品と、使わない「コルク半風」がある メッシュ内装などの商品がある
ツバ・耳当て ツバと耳当てが付いた商品が多い 短いバイザーやシールド付きなど形がさまざま
あごひもの留め方 三つボタン、Dリングなど Dリングなど商品ごとに違う
デザイン 富士日章やラメなどの塗装が目立つ 単色からシールド付きまで幅広い
安全の区分 多くが125cc以下用でSG・PSC付き 多くが125cc以下用でSG・PSC付き

たとえば、同じ「125cc以下用」の表示でも、ツバと耳当てのあるクラシックな見た目ならコルク半、シンプルな椀形やシールド付きなら一般的な半ヘル、と見た目で選び分けられます。

どちらも製品安全協会の区分では「ハーフ形」に入る

SGマークを扱う製品安全協会は、乗車用ヘルメットを帽体の形で4つに分けています。

ハーフ形、スリークォーターズ形、オープンフェース形、フルフェース形の4つです。

  • ハーフ形:コルク半と一般的な半ヘルが入る区分
  • スリークォーターズ形:ハーフ形と並んで125cc以下用に多い形
  • オープンフェース形:ジェット型と呼ばれることが多い形
  • フルフェース形:あごまで覆う形

コルク半も一般的な半ヘルも、この中ではハーフ形に当たります。

分け方は呼び名ではなく、帽体の形によるものです。

たとえば、通販の商品説明に「ハーフ」「半帽」とあれば、コルク半かどうかに関係なく同じ区分のヘルメットと考えてよいでしょう。

呼び名が違っても守る決まりは同じ

道路交通法や国の技術基準の条文には、「コルク半」「半ヘル」という言葉は出てきません。

決まりが見ているのは、衝撃をどれだけ吸収できるか、あごひもで固定できるかといった性能です。

そのため、呼び名ではなく、本体のラベルと表示で中身を判断するのが基本になります。

確かめたいこと 見る場所
公道で使うためのヘルメットか PSCマーク・SGマークのラベル
どの排気量まで想定しているか 「125cc以下用」などの表示
誰が作った・輸入したか 本体の届出事業者名の表示
見た目の好み 内装・ツバ・耳当て・塗装

見分け方の具体的なポイントは、次の章から順に見ていきましょう。

手に取って見分けるなら内装・ツバと耳当て・あごひも・帽体の4か所

手に取って見分けるなら内装・ツバと耳当て・あごひも・帽体の4か所

コルク半かどうかは、内装、ツバと耳当て、あごひもの留め方、帽体の4か所を見るとほぼ見分けられます。

ただし、見た目がコルク半らしくても、中身の作りは商品ごとにさまざまです。

1か所ずつ、確かめ方を見ていきましょう。

内装にコルクがあるかを見る

コルク半の名前は、内装のクッションにコルクを使ったことから来ているとclicccarは説明しています。

一方で、名前の始まりを説明した公的な資料は見当たりませんでした。

今の販売ページを見ると、内装に本物のコルクを使う商品と、コルクを使わずに軽くした「コルク半風」の商品の両方があります。

製品安全協会の区分では、衝撃を受け止める層(衝撃吸収ライナー)の材質が「発泡スチロール製」と「その他」の2つです。

見る場所 コルク半に多い特徴 確かめ方
内装 コルクのクッション 内側をのぞく、商品説明の「内装」欄を読む
ツバ・耳当て ツバと耳当てが付いている 写真と商品名で確かめる
あごひも 三つボタン、Dリング 留め具の種類と長さの調整のしかたを見る
帽体 ABS樹脂などの硬い殻 材質の表示とラベルを見る

たとえば、通販で選ぶときは、商品説明に「コルク使用」「コルク不使用」のどちらが書かれているかを見ると迷いにくくなります。

ツバと耳当てが付いているかを見る

コルク半には、前にツバ、横に耳当てが付いた商品が多く見られます。

耳当てのあるクラシックな見た目が、一般的な半ヘルとのいちばん分かりやすい違いです。

一般的な半ヘルは、短いバイザーやシールド付き、後ろが跳ね上がったダックテールなど、形のバリエーションが豊富にそろっています。

  • ツバ:おでこの前に出た短いひさし
  • 耳当て:耳の横に垂れる布や合成皮革の部分
  • シールド:顔の前を覆う透明な板
  • ダックテール:後ろの縁が跳ね上がった形

ツバや耳当ての有無は見た目の違いで、安全の区分そのものを変えるものではありません。

なお、道路交通法施行規則は、風でひさしが垂れて視界を妨げない構造であることをヘルメットの基準の1つにしています。

たとえば、ツバの付いた商品を選ぶなら、ツバが柔らかすぎて走行中に下がってこないかも見ておくと安心です。

あごひもの留め方を見る

コルク半では、あごひもを3つのボタンで留める「三つボタン」の商品がよく売られています。

マジックテープと2つのDリングを組み合わせて留める商品も見られ、留め方は1つではありません。

一般的な半ヘルも、Dリングなど商品ごとにいろいろな留め具が使われています。

  • 三つボタン:あごひもを3つのボタンで固定する留め方
  • Dリング:2つの輪にひもを通して締める留め方
  • マジックテープ併用:Dリングとマジックテープを組み合わせた留め方

どの留め方でも、緩みなく締められるかどうかが大事なポイントです。

たとえば、三つボタンの商品は、ボタンの位置が自分のあごに合うかを試着で確かめておくと、締めたときに緩みが出にくくなります。

帽体の材質と厚みを見る

帽体とは、頭を包む外側の硬い殻のことです。

製品安全協会の区分では、帽体の材質を繊維強化プラスチック製、ABS樹脂製、ポリカーボネート製、その他の4つに分けています。

販売ページで確かめた商品では、コルク半風の商品も一般的な半ヘルも、帽体はABS樹脂でした。

極端に薄いヘルメットは装飾品の場合があると、販売店が商品説明で注意を呼びかけている例もあるので気を付けましょう。

価格は、楽天市場で見るとコルク半が4千円台から、富士日章などのカスタム塗装では2万〜3万円台まで幅があります。

たとえば、同じような見た目で価格が大きく違うときは、塗装の手間なのか、内装や帽体の作りの違いなのかを商品説明で比べてみてください。

ヘルメット横のラベルで、公道で使えるかと対象の排気量が分かる

ヘルメット横のラベルで、公道で使えるかと対象の排気量が分かる

公道で使うヘルメットかどうかは、帽体の外側に貼られたPSCとSGのラベル、そして「125cc以下用」などの表示で確かめられます。

コルク半か半ヘルかという呼び名では、この点は判断できません。

ラベルのどこを読めばよいかを、順に整理します。

PSCマークとSGマークは1枚のラベルに並んで貼られる

乗車用ヘルメットは、消費生活用製品安全法の「特定製品」の1つです。

国内でPSCマークを表示していない乗車用ヘルメットを売ることや、売る目的で並べることは、法律で禁止されています。

製品安全協会の資料によると、SGマークのラベルは製品本体の外側の見やすい位置に貼り、SGのロゴとPSCのロゴを1枚に並べた形です。

マーク 意味 見る場所
PSCマーク 国の技術基準に合わせたことを事業者が示す印 帽体の外側のラベル
SGマーク 製品安全協会がSG基準への適合を認証した印(Safe Goodsの略) PSCと同じラベル
台紙の大きさ 縦横15mm×25mm 帽体の側面など

たとえば、店頭で選ぶときは、帽体の側面を見て、小さなラベルにPSCとSGの両方のロゴがあるかを最初に確かめるとよいでしょう。

用途は「0.125リットル以下用」と「その他」の2つ

製品安全協会は、SGマークを付けるヘルメットを、用途で2つに分けています。

総排気量0.125リットル(125cc)以下の二輪車と原付用のものと、それ以外のものです。

国の技術基準の省令でも、125cc以下の二輪車や原付を対象とするハーフ形とスリークォーターズ形を「原付等用ヘルメット」とし、その旨の表示を求めています。

  • 125cc以下用:ハーフ形やスリークォーターズ形に多い区分
  • その他(排気量の限定なし):ジェット型やフルフェイスに多い区分
  • 表示のしかた:「125cc以下用」のシールや商品説明への記載

コルク半も一般的な半ヘルも、多くは125cc以下用として売られています。

たとえば、250ccのバイクにも使いたいなら、この表示を見た時点でほかの形のヘルメットも候補に入れておくと、選び直しの手間を減らせるでしょう。

本体の届出事業者名と使用上の注意も見る

国の技術基準の省令は、乗車用ヘルメットに届出事業者の氏名か名称を、容易に消えない方法で表示するよう定めています。

使用上の注意事項の表示も、同じ省令で求められている項目です。

楽天市場の販売ページの中には、届出事業者名と登録検査機関の名前を商品説明に書いているものもありました。

  • 届出事業者名:作った会社か輸入した会社の名前
  • 登録検査機関:基準に合うかを検査した機関の名前
  • 使用上の注意:排気量の限定や、あごひもの締め方など

たとえば、通販で表示の写真が少ないときは、届出事業者名が商品説明にあるかどうかも判断材料の1つになります。

「公道使用不可」は本体に大きく書く決まり

通販では、「装飾用」「観賞用」「公道使用不可」と書かれたハーフヘルメットも売られています。

経済産業省は2024年11月27日、公道使用不可として売るなら、ヘルメット本体に14ポイント(4.9ミリメートル)以上の文字でその旨を書く必要があると回答しました。

形がバイク用と同じだと、買った人が乗車用と思い込んで使うおそれがあるためです。

「公道使用不可」の文字があるヘルメットは、コルク半の見た目でもバイクに乗るために使うものではありません。

たとえば、商品名の先頭に【公道使用不可】と付いた装飾用ハーフヘルメットが、一般的な半ヘルと同じ検索結果に並ぶこともあります。

乗る乗り物ごとに、半ヘルを使える目安が違う

乗る乗り物ごとに、半ヘルを使える目安が違う

125cc以下の二輪車と原付なら125cc以下用の半ヘルの範囲ですが、それより大きいバイクでは勧められていません。

乗り物によっては、ヘルメットが義務ではなく努力義務のものもあります。

自分の乗り物に当てはめて確かめてください。

乗り物別の目安を表で確かめる

下の表は、法令と製品安全協会の区分、バイク専門メディアの解説をもとに、乗り物ごとの目安をまとめたものです。

乗り物 ヘルメット 125cc以下用の半ヘル
原付(50cc以下)・新基準原付 運転者の着用が義務 表示の範囲に入る
51〜125ccのバイク 運転者と同乗者の着用が義務 表示の範囲に入る
126cc以上のバイク 運転者と同乗者の着用が義務 表示の範囲外で勧められていない
特定小型原付 努力義務 国の基準はなくSGマークなどが目安
自転車 努力義務 自転車用のヘルメットを使う(SGマークなどが目安)

たとえば、原付二種のスクーターで通勤している人なら、125cc以下用の表示がある半ヘルを選べば区分は合っています。

新基準原付も125cc以下用の範囲に入る

2025年4月1日から、125cc以下で最高出力を4.0kW以下に抑えた二輪車(新基準原付)を、原付免許で運転できるようになりました。

新基準原付は道路交通法では一般原動機付自転車に区分され、運転者にはヘルメットの着用が義務付けられています。

総排気量は125cc以下なので、製品安全協会の用途の区分でいえば「0.125リットル以下」のほうです。

たとえば、50ccの原付から新基準原付に乗り換える人は、今のヘルメットの表示と購入時期をあわせて確かめておくと買い替えの判断がしやすいでしょう。

126cc以上で使うと違反でなくても勧められない

道路交通法と施行規則の条文には、排気量によってヘルメットの形を分ける定めはありません。

バイク専門メディアのヤングマシンやMotor-Fanも、125cc以下用の半ヘルで大きなバイクに乗ること自体は交通違反に問われないという解説です。

ただ、ヤングマシンによると、125cc以下用を126cc以上で使うとSGマークの賠償制度の対象外になります。

Motor-Fanも、多くのメーカーや販売店は125cc以下用を125ccを超えるバイクで使うことを認めていないと伝えていて、勧められる使い方ではありません。

たとえば、高速道路を走る予定があるなら、風切り音やヘルメットの浮き上がりの面からも、ジェット型やフルフェイスを選ぶのが現実的です。

特定小型原付と自転車は努力義務

電動キックボードなどの特定小型原付は、運転者がヘルメットをかぶるよう努める「努力義務」です。

自転車も、道路交通法で運転者にヘルメットの着用の努力義務が定められています。

自転車用のヘルメットは、バイク用とは別の基準で作られたものです。

  • バイク・原付:乗車用ヘルメット(PSC・SG)の着用が義務
  • 特定小型原付:乗車用ヘルメットの着用が努力義務
  • 自転車:自転車用ヘルメットの着用が努力義務

たとえば、自転車用ヘルメットをバイクで代わりに使うことはできないので、乗り物ごとに用意するようにしてください。

125cc以下用とそれ以外は、守る範囲と衝撃試験の条件が分けられている

125cc以下用とそれ以外は、守る範囲と衝撃試験の条件が分けられている

国の技術基準の省令では、125cc以下用(原付等用ヘルメット)とそれ以外で、頭を守る範囲と衝撃吸収の試験の条件の一部が分けられています。

一方で、あごひもの強さや脱げにくさの試験は、どちらにも同じ条件です。

ラベルの「125cc以下用」が何を意味するのかを知るために、違いと共通点を見ておきましょう。

守る範囲は日本産業規格の別の項目で決まる

省令は、帽体と衝撃吸収ライナーが守る範囲を、日本産業規格(JIS)T8133の項目に合わせるよう定めています。

排気量の限定がないヘルメットは6.2b)、原付等用ヘルメットは6.2a)と、使う項目が別です。

125cc以下(または定格出力1.00キロワット以下)の二輪車や原付を対象にしたハーフ形とスリークォーターズ形が、原付等用ヘルメットに当たります。

区分 対象 守る範囲の項目
原付等用ヘルメット 125cc以下の二輪車と原付向けのハーフ形・スリークォーターズ形 JIS T8133の6.2a)
それ以外 排気量の限定がないヘルメット JIS T8133の6.2b)

どちらの区分も、帽体・衝撃吸収ライナー・保持装置の3つを備えることが前提です。

たとえば、ラベルの「125cc以下用」は、この原付等用ヘルメットの区分で作られたことを示す表示と考えると分かりやすいでしょう。

衝撃吸収の試験は、衝撃が続く時間の上限が違う

衝撃吸収性の試験では、どちらの区分も最大の衝撃の加速度が2,940メートル毎秒毎秒以下であることが求められます。

そのうえで、1,470メートル毎秒毎秒以上の衝撃が続く時間の上限は、原付等用ヘルメットが4ミリ秒以下、それ以外が6ミリ秒以下です。

試験の項目 原付等用ヘルメット それ以外
最大の衝撃の加速度 2,940メートル毎秒毎秒以下 2,940メートル毎秒毎秒以下
1,470メートル毎秒毎秒以上が続く時間 4ミリ秒以下 6ミリ秒以下

試験のやり方は規格で細かく決められているため、この数字の違いだけで、どちらが丈夫かを判断することはできません。

たとえば、大きなバイクで速度を出す場面を想定するなら、排気量の限定がない区分のヘルメットを選ぶのが表示の趣旨に合います。

あごひもと脱げにくさの試験はどちらにもかかる

保持装置(あごひも)の強さの試験では、動的伸びが35ミリメートル以下、残留伸びが25ミリメートル以下であることが求められています。

人頭模型にかぶせたヘルメットが外れないかを見る保持性(ロールオフ)の試験も、項目の1つです。

耐貫通性の試験では、試験用のおもり(ストライカ)の先が人頭模型に届かないことが条件になっています。

  • 保持装置の強さ:動的伸び35ミリメートル以下、残留伸び25ミリメートル以下
  • 保持性(ロールオフ):人頭模型から外れない
  • 耐貫通性:ストライカの先が人頭模型に届かない

試験に合格したヘルメットでも、あごひもを締めなければ脱げにくさは発揮されません。

たとえば、半ヘルでもフルフェイスでも、走り出す前にあごひもを締めることが、試験で確かめられた性能を生かす前提です。

道路交通法は形ではなく7つの性能でヘルメットを決めている

道路交通法は形ではなく7つの性能でヘルメットを決めている

道路交通法施行規則は、視野・聴力・衝撃吸収・あごひも・重さなど7つの基準で乗車用ヘルメットを決めています。

半ヘルかフルフェイスかといった形の指定はありません。

7つの中身と、かぶらなかったときの扱いを確かめましょう。

7つの基準を表で確かめる

基準は道路交通法施行規則の第9条の5に書かれています。

コルク半でも一般的な半ヘルでも、公道で使うならこの7つを満たすことが前提です。

番号 基準の中身
一 左右と上下の視野が十分にとれる
二 風でひさしが垂れて視野を妨げない構造
三 聴力を大きく損ねない構造
四 衝撃吸収性があり、帽体に耐貫通性がある
五 衝撃で簡単に脱げないよう固定できるあごひもがある
六 重さが2キログラム以下
七 人の体を傷つけるおそれがない構造

たとえば、耳当て付きのコルク半なら三の「聴力」、ツバ付きなら二の「ひさし」が、自分の商品に関係する項目になります。

国はハーフヘルメットも同じ基準と教則で考えている

2019年12月17日の衆議院の答弁書で、政府はハーフヘルメットを含む乗車用ヘルメットについて、この施行規則の基準で考えると答えました。

あわせて、交通の方法に関する教則で「PS(C)マークかJISマークの付いたもの」を使い、あごひもを確実に締めるよう示しているという説明です。

警察庁も、二輪車の安全利用のページで同じ内容を呼びかけています。

マークの付いたものを選び、あごひもを締めるという2点が、国の案内の中心です。

たとえば、家族から譲り受けたヘルメットを使うときも、まずマークの有無を確かめることから始めてください。

かぶらずに運転すると違反点数1点

道路交通法は、バイクの運転者にヘルメットをかぶらずに運転することと、かぶっていない人を乗せて運転することを禁じています。

原付の運転者も、ヘルメットをかぶらずに運転してはいけません。

違反した場合の「乗車用ヘルメット着用義務違反」は、基礎点数が1点です。

  • 対象:バイクの運転者(同乗者にかぶらせなかった場合も含む)と原付の運転者
  • 違反点数:1点
  • 反則金:反則金の表には入っていない

なお、PSCマークのない装飾用のヘルメットで一般道を走ると着用義務違反の対象になると、Motor-Fanは解説しています。

たとえば、二人乗りをするなら、後ろに乗る人のヘルメットにもマークがあるかを出発前に確かめておきましょう。

工事用や装飾用のヘルメットは代わりにならない

経済産業省の資料では、乗車用ヘルメットは二輪車か原付に乗るためのもので、工事用のヘルメットなどは含まれていません。

工事用の安全帽や自転車用ヘルメットでバイクに乗ることは、運転者も同乗者も認められていないとMotor-Fanは解説しています。

ベストカーWebも、工事用ヘルメットにはPSCマークやSGマークがないため、バイクには使えないという説明です。

  • 工事用の安全帽:乗車用ヘルメットに含まれない
  • 装飾用・観賞用:PSCやSGの基準を満たしていない
  • レース競技専用:公道使用不可と同じく、本体への表示が必要とされている

見た目がコルク半や半ヘルに似ていても、乗車用として作られたものかどうかで使えるかが決まります。

たとえば、家にある別のヘルメットで間に合わせたくなったときも、PSCマークがなければバイク用を用意するのが確実です。

半キャップ型は、あごひもの緩みが一番多い形

半キャップ型は、あごひもの緩みが一番多い形

警視庁の調査では、あごひもを緩く締めているか締めていない人の割合が、半キャップ型で37.4%と形の中で最も高くなりました。

コルク半も同じ半キャップ型なので、この結果は他人事ではありません。

数字の中身と、脱げたときに何が起きるのかを見ていきます。

形ごとのあごひもの不適正着用の割合

警視庁は2026年7月から8月にかけて、二輪車に乗る3,520人のあごひもの締め方を調べました。

「ゆるく結束」「結束なし」の不適正着用は、全体で24.7%です。

ヘルメットの形 不適正着用の割合
半キャップ型 37.4%
ジェット型 23.3%
フルフェイス型 14.6%
全体 24.7%

半キャップ型では、3人に1人以上があごひもを正しく締めていなかった計算です。

たとえば、コンビニまでの短い距離でも、エンジンをかける前にあごひもを締める習慣にすると締め忘れを防げます。

脱げたヘルメットは頭を守れない

国土交通省の資料では、2015〜2024年の平均で、バイク乗車中に亡くなった人の致命傷の部位は頭部が39.2%と最も多くなっています。

さらに、2014〜2023年の平均で、ヘルメットをかぶっていても28.9%は事故のときにヘルメットが脱げていました。

警視庁の資料でも、過去3年間の二輪車乗車中の死者のうち、ヘルメットが脱落していた割合は27.4%です。

  • 頭部の致命傷:39.2%(国土交通省、2015〜2024年平均)
  • ヘルメットの離脱:28.9%(国土交通省、2014〜2023年平均)
  • ヘルメットの脱落:27.4%(警視庁、過去3年間)

あごひもが緩いと、事故の衝撃でヘルメットが外れ、頭を守れなくなるおそれがあります。

たとえば、出発前に頭を軽く左右に振って、ヘルメットがずれないかを確かめるのも、締め具合を知る1つの目安です。

顔とあごの露出と胸のプロテクター

ハーフヘルメットは顔の下半分が出ているため、風圧や飛び石、虫の影響を受けやすいとcarviewは解説しています。

国土交通省の資料では、胸部も致命傷の部位の29.7%を占めました。

警察庁は、体の露出が少ない服装をし、できるだけプロテクターを着けるよう呼びかけています。

  • 顔まわり:シールド付きの商品も候補に入れる
  • 胸:胸部プロテクターを着ける
  • 服装:長袖・長ズボンなど露出の少ないものを選ぶ

たとえば、半ヘルを選ぶ人ほど、ヘルメット以外の装備で守れる範囲を広げておくと安心感が高まります。

フリーサイズでも、頭まわりに合うかを確かめる

フリーサイズでも、頭まわりに合うかを確かめる

半ヘルやコルク半はフリーサイズが多いものの、頭に合っていないと事故のときに脱げやすくなります。

サイズの区分と、合わせ方のポイントを押さえておきましょう。

買う前に、自分の頭まわりの長さを知っておくと選びやすくなります。

製品安全協会はサイズを内装の長さで3つに分ける

製品安全協会は、SGマークを付けるヘルメットのサイズを、内装クッションの内周の長さで分けています。

サイズの区分 内装クッションの内周長
(1) 570mm未満
(2) 570mm以上620mm未満
(3) 620mm以上

この区分は内装の長さで、販売ページに書かれる頭囲(頭まわり)の表示とは別のものです。

たとえば、帽子が小さく感じやすい人や、反対にぶかぶかになりやすい人は、フリーサイズの範囲に自分が入るかを先に確かめておきましょう。

半ヘルはフリー57〜60cm未満が多い

楽天市場の販売ページで確かめたコルク半や半ヘルは、多くがフリーサイズ(57〜60cm未満)でした。

付属のサイズ調整用スポンジで、小さめの頭に合わせられる商品もあります。

  • フリーサイズの表示:57〜60cm未満が多い
  • サイズ調整用スポンジ:内装に貼って隙間を埋める
  • コルク半の中には58〜59cmなど幅の狭いフリーサイズもある

同じ「フリー」でも、商品によって対応する頭囲の幅が違うので、数字まで確かめるのが確実です。

たとえば、頭囲が57cmぎりぎりの人なら、調整用スポンジが付属するかどうかで選ぶとよいでしょう。

大き過ぎると脱げやすく、視界もさまたげる

ヘルメットメーカーのSHOEIは、ヘルメットが大き過ぎると事故のときに脱げたり、運転中にずり落ちて視界をさまたげたりするおそれがあると説明しています。

最良の頭部保護のためには、ヘルメットが頭に合っていて、あごひもをあごの下で確実に締め、十分な視界があることが大切だというのが、SHOEIの安全マニュアルの説明です。

SHOEIの技術者も、報道の取材で、排気量に合った型式、適切なサイズ、あごひもの締め方の3つを大事な点に挙げました。

サイズ選びは、見た目の好みと同じくらい大切な確認項目です。

  • かぶったときに前後左右にずれないか
  • おでこや側頭部が強く当たって痛くないか
  • あごひもを締めたときに、ヘルメットが浮かないか

たとえば、通販で買う場合は、届いたら走る前に室内でかぶって、上のポイントを確かめてから使い始めてください。

通販・フリマ・お下がりは、表示と買った日とリコールを確かめる

通販・フリマ・お下がりは、表示と買った日とリコールを確かめる

店頭以外で手に入れたヘルメットは、PSC・SGの表示、買った日、リコールの有無の3つを確かめてから使いましょう。

中古やお下がりは、見た目がきれいでも中身の状態が分かりにくいからです。

確かめる順番を、場面ごとに整理しました。

通販は装飾用や基準外のものが混ざることがある

経済産業省は、インターネット販売を中心に、PSCマークの表示がないまま乗車用ヘルメットを売る例があるとして注意を呼びかけています。

令和3年度の試買テストでは、市場から買った乗車用ヘルメット20機種のうち、16機種で技術基準への不適合が見つかりました。

表示の不適合も、9機種で確認されています。

試買テスト(令和3年度) 機種数
試買した乗車用ヘルメット 20機種
技術基準に不適合 16機種
表示に不適合 9機種

たとえば、ほかより極端に安い商品や、表示の写真がない商品は、販売店に表示の有無を問い合わせてから選ぶようにしましょう。

中古やお下がりは救済制度の期限が分かりにくい

製品安全協会によると、乗車用ヘルメットのSGマーク被害者救済制度の有効期限は、購入日から3年間です。

賠償の対象になるのは、この有効期限内に起きた事故に限られます。

中古やお下がりは、最初に買った日が分からないと、期限内かどうかを判断できません。

  • 買った日:レシートや注文履歴が残っているか
  • 衝撃:落としたり、事故にあったりしていないか
  • 改造:穴あけや削りなどの加工をしていないか

製品安全協会のよくある質問には中古品の扱いが書かれていないため、迷うときは協会かメーカーに問い合わせると確実です。

たとえば、フリマで買うなら、購入時期と事故歴を出品者に質問してから決めると判断材料が増えます。

リコール情報を確かめる

乗車用ヘルメットにも、リコールが出ることがあります。

製品安全協会は2025年10月16日、リード工業の乗車用ヘルメット「CR760」と「BB HALF」のリコール情報を載せました。

一部の製品に本来と違う部品を使ったものが混ざっていたとして、回収と交換を呼びかけています。

対象の製造ロットについては、メーカーの社告を見るようにという案内です。

  • 製品安全協会のお知らせ欄で、乗車用ヘルメットのリコールを見る
  • 型番とメーカー名で、メーカーのお知らせを確かめる
  • 対象なら、使うのをやめてメーカーに連絡する

たとえば、中古で型番の分かるヘルメットを手に入れたら、型番とメーカー名で一度リコールを検索してから使うと安心です。

3年と強い衝撃が交換の目安で、置き場所と改造にも注意

3年と強い衝撃が交換の目安で、置き場所と改造にも注意

ヘルメットは購入後3年を目安に交換し、一度でも強い衝撃を受けたものは見た目が無事でも使わないのが基本です。

コルク半も一般的な半ヘルも、この考え方は変わりません。

長く安全に使うための置き場所や手入れも、あわせて確かめておきましょう。

購入後3年を目安に交換する

SHOEIの安全マニュアルは、SGマークでヘルメットの有効期間を購入後3年と定めていると説明しています。

そのうえで、正常に使っていて異常がなくても、使用後3年以内を目安に交換するのがSHOEIの勧めです。

ヘルメットは、使ううちに素材が少しずつ変化し、新品と同じ性能を保てなくなることがあります。

交換を考えるとき 理由
購入から3年が近づいた 使用による経時変化で性能が落ちることがある
強い衝撃を受けた 内部の衝撃吸収ライナーが変形していることがある
サイズが合わなくなった 内装がへたって脱げやすくなる
リコールの対象だった メーカーの案内に従う

たとえば、買った日をスマートフォンのメモやカレンダーに残しておくと、交換の時期を忘れずに済みます。

一度強くぶつけたヘルメットは使わない

SHOEIは、一度でも大きな衝撃を受けたヘルメットは、外から見て傷がなくても使わないよう案内しています。

中の衝撃吸収ライナーが変形していて、次の衝撃を十分に受け止められないおそれがあるからです。

報道の取材に答えたSHOEIの技術者も、衝撃を受けたヘルメットは買い替えるか、メーカーに点検を頼むよう勧めていました。

  • 転倒や事故で頭やヘルメットをぶつけた
  • ヘルメットを強くぶつけたり落としたりした
  • 外側にひびやへこみが見える

見た目の傷の有無ではなく、強い衝撃を受けたかどうかで使い続けるかを決めてください。

たとえば、落としてしまって衝撃の強さが分からないときは、メーカーに点検を相談すると判断に迷いません。

高温・防虫剤・穴あけを避ける

SHOEIの安全マニュアルは、温度が50℃を超える場所にヘルメットを置かないよう注意しています。

防虫剤によって衝撃吸収ライナーが傷むおそれがあることも、同じマニュアルに書かれた注意点です。

帽体や衝撃吸収ライナーに穴を開けたり削ったりする改造は、保護性能を下げるので行わないでください。

  • 置き場所:夏の車内やバイクの上など高温になる場所を避ける
  • しまい方:防虫剤と一緒に保管しない
  • カスタム:穴あけ・削りなどの加工をしない

改造したヘルメットの事故は、SGマークの賠償の対象外になると製品安全協会は案内しています。

たとえば、コルク半を自分好みに塗り替えたいときは、加工の可否を先にメーカーへ確かめておくと安心です。

コルク半をめぐるトラブルや事故のときの連絡先

コルク半をめぐるトラブルや事故のときの連絡先

危ないと感じたときは110番、緊急でない相談は#9110、ヘルメットの欠陥が疑われる事故は製品安全協会と、内容で連絡先が分かれます。

コルク半は見た目が目立つ分、ヘルメットそのもの以外の心配ごとを抱える人もいるでしょう。

いざというときに慌てないよう、連絡先を表にまとめました。

コルクのヘルメットを口実にしたトラブルが報じられた

現代ビジネス(週刊現代)は2024年9月20日、相模原の暴走族グループのメンバーが検挙された件を報じています。

記事によると、そのグループには、メンバー以外がコルクのヘルメットをかぶることを禁じる独自のルールがありました。

それを口実に若者に因縁をつけて暴行し、お金を巻き上げる行為が「コルク狩り」と呼ばれていたそうです。

報道の中では、ヘルメットそのものを奪ったという話は出てきません。

見た目を理由に因縁をつけられても、言い返さずにその場を離れることを優先してください。

  • 人通りの多い明るい場所に移る
  • コンビニや交番など人のいる場所に入る
  • 相手の特徴や車両の特徴を覚えておく

たとえば、夜に人の少ない場所で声をかけられたら、無理に相手をせず、安全な場所に移ってから警察に連絡しましょう。

危ないときは110番、緊急でない相談は#9110

警察庁は、事件や事故に関する緊急の通報は110番にするよう案内しています。

生活の安全に関わる悩みや困りごとなど、緊急でない相談は、最寄りの警察署か「#9110」番です。

こんなとき 連絡先
今まさに暴力を受けた・脅されている 110番
交通事故にあった 110番
付きまとい・待ち伏せなど、緊急ではないが心配 最寄りの警察署か#9110
ヘルメットの欠陥が疑われる事故 製品安全協会(ウェブサイトの相談窓口)
ヘルメットの不具合・修理・交換 メーカーや販売店

#9110の受付の時間帯などは、住んでいる地域の警察のウェブサイトで確かめてください。

ヘルメットの欠陥が疑われる事故は製品安全協会へ

SGマークの賠償制度では、製品の欠陥によって人がけがをした場合に、治療費などが賠償されます。

一事故あたりの賠償金額の上限は1億円で、対象は日本国内で起きた事故です。

事故のあとは早めに協会へ連絡し、事故発生届と事故品などを、原則として事故から60日以内を目安に出す必要があります。

  • 連絡先:製品安全協会のウェブサイトにある事故の相談窓口
  • 目安:事故発生から60日以内
  • 注意:誤った使い方や改造、取扱説明書を読んでいなかった場合は対象外になることがある

たとえば、事故のあとはヘルメットを捨てずに保管し、購入日の分かるレシートや注文履歴と一緒に残しておきましょう。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • コルク半は半ヘルの中の1つで、製品安全協会の区分ではどちらもハーフ形です。
  • 見分けるポイントは、内装のコルク、ツバと耳当て、三つボタンなどのあごひも、帽体の4か所です。
  • 公道で使うかどうかは、PSCとSGが並んだ15mm×25mmのラベルと「125cc以下用」の表示で確かめます。
  • 「公道使用不可」は、本体に14ポイント(4.9ミリメートル)以上の文字で書く決まりです。
  • 新基準原付を含む125cc以下は125cc以下用の範囲で、126cc以上では勧められていません。
  • ヘルメットをかぶらずにバイクや原付を運転すると、違反点数は1点です。
  • 半キャップ型はあごひもの不適正着用が37.4%と最も多く、締め忘れに注意が必要です。
  • SGの被害者救済制度の有効期限は購入日から3年間で、交換も3年が目安です。

コルク半と半ヘルの違いは見た目と作りにあり、安全かどうかは呼び名ではなくラベルと表示で決まります。

買う前にはPSC・SGのラベルと対象の排気量を、かぶる前にはサイズとあごひもを確かめるようにしてください。

中古やお下がりを使うときは、買った日とリコールの有無も忘れずに見ておきましょう。

自分の乗り物と使い方に合った1つを選んで、安心してバイクに乗ってみてはいかがでしょうか。

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