食品ストックの在庫管理のやり方|適正量の決め方と期限切れを防ぐコツ

食品ストックの在庫管理のやり方|適正量の決め方と期限切れを防ぐコツ 生活の知恵

\毎日ポイントがたまってお得!/ 楽天ランキングページはこちら<PR>

「食品ストックの在庫管理がうまくいかず、同じものを何度も買ってしまう」「棚の奥から期限切れの缶詰が出てきた」と困っていませんか。

食品ストックの在庫管理は、特別な道具がなくても今日から始められます。

大切なのは、細かく記録することよりも、持つ量・置く場所・期限の見せ方の3つにルールを決めることです。

ただし、防災用の食品を普段と別の場所にしまい込むと、期限切れに気づきにくくなるので注意しましょう。

この記事では、在庫管理がうまくいかない原因と、適正量の決め方、期限の見える化をわかりやすく解説します。

在庫リストの選び方や買い物前のチェック、防災備蓄との両立まで、農林水産省や消費者庁の公式情報をもとにまとめました。

家族みんなが迷わない食品ストックの仕組みづくりに、ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 食品ストックの在庫管理で決めておきたい3つのルール
  • 適正量と買い足すラインの決め方と計算例
  • 期限の見える化と在庫リストの選び方
  • ローリングストックで防災備蓄を普段の管理に組み込む方法

\毎日ポイントがたまってお得!/ 楽天ランキングページはこちら<PR>

  1. 食品ストックの在庫管理は「量・場所・期限」の3つを決めれば続けやすい
    1. 量を決めると買いすぎが減る
    2. 場所を決めると重複買いが減る
    3. 期限を見える化すると使い忘れが減る
    4. 在庫管理は食品ロスと出費と災害への備えにつながる
  2. 在庫管理がうまくいかない原因は「見えない・決めていない・別置き」の3つ
    1. 置き場所が分散して全体が見えない
    2. 買い足す基準がないまま買い物に行く
    3. 防災用の食品を別に置いて忘れてしまう
    4. 冷蔵庫の詰め込みすぎで奥が見えない
  3. 最初の1回は「全部出して確かめる」棚卸しから始める
    1. 冷蔵庫と食品棚を1段ずつ確かめる
    2. 消費期限切れは処分し、賞味期限切れは個別に判断する
    3. 種類ごとに分けて置き場所を決める
    4. 2回目からは月1回の短い棚卸しで十分
  4. 適正量は「1回の使用量×買い物までの回数+予備」で決める
    1. よく使う食品から計算する
    2. 買い足すラインを決めておく
    3. 上限を決めて特売で買いすぎない
    4. 食べ方に合わせてストックする食品を選ぶ
  5. 置き場所は「種類ごとに固定」し、奥に補充して手前から使う
    1. 毎日使う食品はキッチン、たまに使う食品は別の場所に置く
    2. 奥に補充して手前から使う
    3. 中身が見える入れ物にして、重い物は下段に置く
    4. 置き場所にラベルを貼って家族と共有する
  6. 期限は「側面に書く」と「表示の意味を知る」で見える化する
    1. 箱や袋の側面に期限を書く
    2. 賞味期限と消費期限の違いを知る
    3. 開封した日を書いて早めに使う
    4. 主な食品の賞味期限の目安を知っておく
  7. 在庫リストは紙・ホワイトボード・スプレッドシート・アプリから続けやすいものを選ぶ
    1. リストに載せるのはよく買う食品だけでよい
    2. 4つの方法を比較して選ぶ
    3. スプレッドシートなら5つの列で作れる
    4. 家族と共有するルールを決める
  8. 冷蔵庫・冷凍庫のストックは「7割」と「日付」で管理する
    1. 冷蔵庫も冷凍庫も7割程度が目安
    2. 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つ
    3. 冷凍した食品には日付と中身を書く
    4. 停電に備えて冷蔵庫の食品から食べる順番を決めておく
  9. 買い物前の在庫チェックで買いすぎと買い忘れを防ぐ
    1. 出かける前にメモか写真で在庫を残す
    2. 特売品は在庫と期限を見てから買う
    3. すぐ使う食品は「てまえどり」を選ぶ
    4. 野菜は下ごしらえしてからストックする
  10. 防災備蓄はローリングストックで普段の在庫管理に組み込む
    1. 目安は最低3日分〜1週間分×人数分
    2. 主食・主菜・副菜をそろえて備える
    3. 水と熱源も同じリストで管理する
    4. 災害専用とローリングストック用を分けて置く
  11. 期限が近い・食べきれない食品は「使い切る・寄付する・量を測る」で減らす
    1. 期限が近い食品から献立に入れる
    2. 未利用の食品はフードバンクなどへの寄付も選べる
    3. 捨てた量を測ると見直しやすい
  12. まとめ

食品ストックの在庫管理は「量・場所・期限」の3つを決めれば続けやすい

食品ストックの在庫管理は「量・場所・期限」の3つを決めれば続けやすい

食品ストックの在庫管理は、持つ量・置く場所・期限の見せ方の3つを決めるだけで回り始めます。

毎日ノートをつけるような手間のかかる方法でなくても大丈夫です。

3つのルールがそろえば、家にある食品が自然に「見える」状態になります。

量を決めると買いすぎが減る

1つ目のルールは、食品ごとに「家に置いておく数」を決めることです。

数が決まっていれば、特売を見かけても「もう足りている」と判断できます。

消費者庁が家庭でできる食品ロス対策として呼びかけているのも、まとめ買いを避けて必要な分だけ買うことです。

量の具体的な決め方は、4つ目の見出しで計算例と一緒に紹介します。

たとえば、パスタは「2袋まで」と決めておけば、3袋目を買う前に立ち止まれるでしょう。

場所を決めると重複買いが減る

2つ目のルールは、食品の種類ごとに置き場所を1か所に決めることです。

同じ種類の食品があちこちに分かれていると、全部でいくつあるのかわからなくなりやすいでしょう。

消費者庁は、冷蔵庫と一緒に食品保存庫も整理すると買い物前の確認がしやすくなり、同じ食品を重複して買うことが減ると紹介しています。

置き場所が決まっていれば、家族が使ったあとに元の場所へ戻しやすいのも利点です。

たとえば、缶詰はすべてキッチンの下の引き出し1段にまとめると、開けただけで残りの数がわかります。

期限を見える化すると使い忘れが減る

3つ目のルールは、期限がいつまでかをパッと見てわかるようにすることです。

消費者庁は、食品を見やすく配置すると、何があるか・期限がいつまでかがわかりやすくなり、無駄なく食べきりやすいと説明しています。

期限が見えていれば、どれから使うかに迷う時間も減るはずです。

たとえば、ストックの箱の側面に期限を大きく書いておくだけでも、使う順番がすぐ決まるでしょう。

在庫管理は食品ロスと出費と災害への備えにつながる

在庫管理の効果は、家の中が片づくことだけではありません。

環境省の推計では、令和6年度の食品ロスは約461万トンで、そのうち家庭から出たものは約224万トンでした。

環境省は家庭でできる取り組みとして、買い物の前に冷蔵庫の在庫を確認することを挙げています。

使い切れずに捨てる食品が減れば、そのぶん食費の無駄も減らせるでしょう。

さらに、普段のストックを一定量に保つことは、災害時の備えにもなります。

ルール 決めること 防げる失敗
量 食品ごとに持つ数と買い足すライン 買いすぎ・特売での買いだめ
場所 種類ごとの置き場所 重複買い・奥での使い忘れ
期限 期限を書く場所と確かめる日 期限切れ・開封後の放置

3つのルールは一度に完璧にそろえなくても、1つずつ取り入れれば十分です。

在庫管理がうまくいかない原因は「見えない・決めていない・別置き」の3つ

在庫管理がうまくいかない原因は「見えない・決めていない・別置き」の3つ

食品ストックの在庫管理が続かない原因は、在庫が見えないこと、買い足す基準がないこと、防災用を別に置いて忘れることの3つにまとまります。

原因がわかれば、自分の家に合う対策も選びやすくなるでしょう。

当てはまる原因から手をつけるのが近道です。

置き場所が分散して全体が見えない

いちばん多いのは、同じ種類の食品が家の中の何か所かに分かれているケースです。

キッチンの棚、冷蔵庫の上、廊下の収納などに少しずつ置くと、全体の数を確かめるのに手間がかかります。

確かめるのが面倒になると、「たぶんなかったはず」と思って同じものを買い足してしまいがちです。

農林水産省の食品ストックガイドでも、中身がひと目でわかるように整理しておけば、同じ食品が大量にあったという事態を防げると紹介されています。

たとえば、パスタがキッチンと食品庫の両方にある場合は、どちらか1か所に集めるだけで重複買いが減るでしょう。

買い足す基準がないまま買い物に行く

次に多いのが、「なくなったら買う」「安ければ買う」という、その場の気分に任せた買い方です。

基準がないと、切らしてから慌てて買うか、まだあるのに買い足すかのどちらかになりやすくなります。

買い足すタイミングを数で決めておけば、店先で迷う時間も減らせるはずです。

家族が別々に買い物をする家庭では、基準がないと同じものを2人とも買ってくることもあるでしょう。

たとえば、しょうゆを「残り1本になったら買う」と決めると、切らすことも買いすぎることも起きにくくなります。

防災用の食品を別に置いて忘れてしまう

非常食を押し入れの奥などにしまい込み、そのまま忘れてしまうこともあるでしょう。

消費者庁は、防災用に別に備蓄した食品は、いざというときに賞味期限が切れていることがあると注意を呼びかけています。

その対策として紹介されているのが、普段食べる食品を少し多めに買い置きし、食べたら買い足すローリングストックです。

たとえば、レトルトカレーを普段の食事で食べながら数を保てば、防災用と日常用を兼ねられます。

冷蔵庫の詰め込みすぎで奥が見えない

冷蔵庫の中が見えないことも、使い忘れの大きな原因です。

消費者庁は、詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなると説明しています。

奥に入れた作り置きや使いかけの野菜は、そこにあること自体を忘れやすいものです。

冷蔵庫に入れる量の目安は、8つ目の見出しでくわしく紹介します。

たとえば、作り置きの容器を冷蔵庫の同じ段にまとめるだけでも、奥に埋もれにくくなるでしょう。

よくある状況 主な原因 まず試す対策
同じ食品を2つ3つ買ってしまう 置き場所が分散して在庫が見えない 種類ごとに置き場所を1か所にまとめる
棚の奥から期限切れが出てくる 新しい物を手前に置いている 奥に補充して手前から使う
気づいたら切らしている 買い足すラインがない 「残り1つで買う」などの線を決める
非常食がいつの間にか期限切れ 普段見ない場所にしまい込んでいる ローリングストック用と分けて期限を書く
冷蔵庫で食材を傷ませる 詰め込みすぎて中が見えない 7割程度を目安に空きを作る

この判断表で当てはまる行が多い場合は、次の見出しの「棚卸し」から始めるのがおすすめです。

最初の1回は「全部出して確かめる」棚卸しから始める

最初の1回は「全部出して確かめる」棚卸しから始める

在庫管理を始めるときは、まず家にある食品をすべて確かめる棚卸しを1回だけ行います。

今ある量がわからないままでは、適正量も置き場所も決められないからです。

少し時間はかかりますが、一度やれば次からはぐっと楽になるでしょう。

冷蔵庫と食品棚を1段ずつ確かめる

消費者庁は、冷蔵庫と食品棚の中身を1段ずつ確かめると、見落としが少なくなると紹介しています。

一度に全部を出すと、どこに何があったかわからなくなるためです。

冷蔵庫を整理するときは、冷凍食品や生ものを外に出しっぱなしにせず、扉も開けたままにしないよう気をつけましょう。

常温の食品棚は、1段ずつテーブルに出して数えると作業しやすくなります。

  1. 冷蔵庫・冷凍庫・食品棚の順に、1段ずつ中身を出す
  2. 食品ごとに期限を確かめる
  3. 期限と使う予定で4つのグループに分ける
  4. 種類ごとに置き場所を決めて戻す
  5. よく買う食品の数をメモする

たとえば、週末の買い物の前に棚卸しをすると、そのまま買い物リストづくりにつなげられます。

消費期限切れは処分し、賞味期限切れは個別に判断する

棚卸しで期限が過ぎた食品が見つかったら、表示されている期限の種類を確かめてください。

消費者庁は、消費期限が過ぎた食品は食べずに処分するよう案内しています。

一方で、賞味期限が過ぎた食品は、食べられるかどうかを個別に判断するという考え方です。

2つの期限の違いは、6つ目の見出しでくわしく紹介します。

たとえば、未開封で表示どおりに保存していたクッキーなら、見た目やにおいを確かめてから判断するとよいでしょう。

種類ごとに分けて置き場所を決める

確かめた食品は、種類ごとに分けてから戻します。

消費者庁が紹介している冷蔵庫の整理の手順も、食品を種類ごとに分けて置く場所を決める流れです。

戻すときには、期限が近いものを手前に置き、早めに使う予定を立てておきましょう。

グループ 当てはまる食品 このあとの扱い
すぐ使う 期限が近い・開封済み 今週の献立に入れる
普段どおり使う 期限に余裕がある日常の食品 決めた置き場所に戻す
ストック 予備の缶詰・レトルト・乾物 奥に補充し手前から使う
処分する 消費期限が過ぎたもの 食べずに処分する

たとえば「すぐ使う」グループを冷蔵庫の1段目にまとめておくと、献立を考えるときに真っ先に目に入ります。

2回目からは月1回の短い棚卸しで十分

最初の棚卸しが終わったら、2回目からは全部を出す必要はありません。

月に1回、ストックの数と期限だけを確かめる短い棚卸しにすると負担が軽くなります。

日にちは「月初めの買い物の前」など、ほかの予定とセットにすると忘れにくいでしょう。

確かめるのは、買い足すラインを下回った食品と、期限が2か月以内に来る食品の2つに絞るのがおすすめです。

たとえば、毎月1日の買い物の前に10分だけ棚をのぞく習慣にすれば、在庫リストとのずれも小さいうちに直せます。

適正量は「1回の使用量×買い物までの回数+予備」で決める

適正量は「1回の使用量×買い物までの回数+予備」で決める

食品ストックの適正量は、1回に使う量と次の買い物までに使う回数を掛けて、予備を少し足すと決めやすくなります。

家族の人数や食べる頻度によって、ちょうどよい量は家庭ごとに違うものです。

農林水産省の食品ストックガイドも、家族の人数や好みに応じて内容と量を決める流れを紹介しています。

よく使う食品から計算する

すべての食品の適正量を一度に決める必要はありません。

まずは、毎週のように買う食品を5〜10品ほど選んで計算してみましょう。

計算に使うのは、1回に使う量、次の買い物までに使う回数、予備の3つです。

予備は、買い物に行けない日や急な来客に備える分として、1回分ほどを目安にすると考えやすくなります。

食品の例 使い方の例 適正量の例 買い足すラインの例
パスタ(500g袋) 週1回・1回で半袋 2袋 残り1袋
ツナ缶 週2回・1回1缶 4缶 残り2缶
レトルトカレー 月2回・1回2袋 6袋 残り2袋
しょうゆ(1本) 1か月で約1本 2本 残り1本

表の数は計算の例なので、自分の家の使い方に合わせて置き換えてください。

たとえば、週2回ツナ缶を使い、買い物が週1回なら、2缶に予備を足して3〜4缶が目安になります。

買い足すラインを決めておく

適正量と一緒に決めておきたいのが、「いくつになったら買うか」という買い足すラインです。

買い足すラインは、次の買い物までに使う分が残っている数にするのが基本といえます。

ラインを決めておけば、在庫が少なくなった時点で迷わず買い物リストに書けるでしょう。

買い足すラインのところにメモを貼る、袋に印をつけるといった方法も手軽です。

たとえば、ツナ缶が残り2缶になったら買う家庭なら、2缶目の上に「これを使ったら買う」と書いた付せんを貼る方法があります。

上限を決めて特売で買いすぎない

適正量は、在庫の上限としても役に立ちます。

特売で安くても、上限を超えるときは買わないと決めておけば、置き場所があふれません。

環境省も、家庭でできる食品ロス対策として、食べきれない量の食材を買いすぎないことを挙げています。

安く買えても使い切れずに処分すれば、かえって出費が増えてしまいますよね。

たとえば、上限が4缶のツナ缶が特売になっていても、家に3缶あれば買うのは1缶にとどめるのがルールです。

食べ方に合わせてストックする食品を選ぶ

適正量を考えるときは、どの食品をストックするかも家庭の食べ方に合わせて選ぶのがポイントです。

農林水産省の食品ストックガイドでは、普段の料理の仕方によって備える食品を変える考え方が紹介されています。

よく料理をする家庭なら、梅干しや缶詰、切り干し大根のような日持ちする副菜や乾物を備える方法です。

お惣菜やお弁当を買うことが多い家庭はレトルト食品やフリーズドライ食品、あまり料理をしない家庭はカップ麺やお菓子などの好きな食品を組み合わせる例が示されています。

普段食べない食品をストックすると、期限まで手をつけずに残りやすいので注意しましょう。

たとえば、毎日自炊をする家庭なら、カップ麺を増やすよりも乾麺と缶詰を多めに持つほうが使い切りやすいでしょう。

置き場所は「種類ごとに固定」し、奥に補充して手前から使う

置き場所は「種類ごとに固定」し、奥に補充して手前から使う

食品ストックの置き場所は種類ごとに固定し、補充は奥に、使うのは手前からにすると期限切れを防ぎやすくなります。

この並べ方は、お店の棚と同じ「先入れ先出し」の考え方です。

農林水産省の食品ストックガイドでも、奥に補充して手前のものから使う方法が紹介されています。

毎日使う食品はキッチン、たまに使う食品は別の場所に置く

農林水産省は、収納場所を使う目的と頻度で決めることをすすめています。

毎日使う食品はキッチンに置いてローリングストックをし、たまにしか使わない食品は押し入れやクローゼットに収納する方法です。

使う頻度で分けると、キッチンの棚がいっぱいになりにくくなります。

ただし、別の場所に置いた食品も在庫リストに載せておかないと、存在を忘れてしまうかもしれません。

たとえば、毎朝使うシリアルやパスタはキッチンの棚、予備のレトルト食品は廊下の収納といった分け方ができるでしょう。

奥に補充して手前から使う

買ってきた食品を手前に置くと、古いものが奥に残り、期限切れの原因になります。

新しく買ったものは奥に入れ、手前から使う習慣をつけましょう。

奥行きのある棚では、手前と奥を入れ替えやすいように、ケースごと引き出せる入れ物を使うと作業が楽になります。

家族にも「補充は奥、使うのは手前」と伝えておくと、誰が補充しても順番が崩れにくくなるはずです。

たとえば、缶詰を横一列に並べ、右から補充して左から使うと決める方法もあります。

中身が見える入れ物にして、重い物は下段に置く

置き場所を決めたら、中身がひと目でわかる入れ物にまとめておくと便利です。

農林水産省のガイドでも、取り出しやすいケースや箱に入れて、中身がひと目でわかるようにすることがすすめられています。

また、重いものは下段、軽いものは上段に置くと、地震のときの落下によるけがの予防にもつながるという考え方です。

たとえば、水や缶詰は床に近い段、乾物やインスタントのみそ汁は上の段に置く分け方が考えられます。

食品の種類 置き場所の例 理由
毎日使う調味料・乾物 キッチンの手の届く棚 使う頻度が高い
予備の缶詰・レトルト・水 キッチン近くの棚の下段 重いので下に置く
たまにしか使わない食品 押し入れやクローゼット 使う頻度が低い
開封済み・期限が近いもの いちばん目に入る手前の段 先に使う

収納用品を買いそろえる前に、まずは今ある箱やかごで場所を決めてみるのがおすすめです。

置き場所にラベルを貼って家族と共有する

置き場所を決めたら、棚やケースに中身の名前を書いたラベルを貼っておきましょう。

ラベルがあれば、ほかの家族が補充するときも迷わずに元の場所へ戻せます。

ラベルには食品名だけでなく、適正量の数を書き添えておくと、買い足す判断もしやすくなるでしょう。

たとえば「ツナ缶 4缶まで」と書いたラベルなら、数を見ただけで足りているかがわかります。

期限は「側面に書く」と「表示の意味を知る」で見える化する

期限は「側面に書く」と「表示の意味を知る」で見える化する

期限の見える化は、箱や袋の見える面に期限を書くことと、賞味期限と消費期限の違いを知ることの2つで進めます。

期限表示は商品の裏や底にあることが多く、並べたままでは見えにくいものです。

見える位置に書き直すだけで、どれから使うかがすぐわかります。

箱や袋の側面に期限を書く

農林水産省の食品ストックガイドでは、箱やケースの側面に賞味期限を書いておく方法が紹介されています。

パッと見て期限がわかるので、ローリングストックを続けやすくなるという理由です。

書くときは、油性ペンやマスキングテープを使い、日付を大きく書くと見やすくなります。

ケースにまとめて入れている場合は、ケースの側面に「いちばん早い期限」だけを書いておく方法もあるでしょう。

たとえば、レトルト食品を入れたケースに「◯年3月まで」と大きく書いておけば、ケースを開けなくても使う時期がわかります。

賞味期限と消費期限の違いを知る

消費者庁は、賞味期限を「おいしく食べることができる期限」と説明しています。

表示どおりに保存していれば、賞味期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

一方の消費期限は、過ぎたら食べないほうがよい期限です。

消費者庁は、賞味期限の意味を伝えるために「おいしいめやす」という愛称でも呼びかけています。

なお、どちらの期限も、未開封で表示どおりに保存した場合の期限である点に気をつけてください。

期限の種類 意味 過ぎたときの扱い
賞味期限 おいしく食べることができる期限 すぐ食べられなくなるわけではなく個別に判断
消費期限 過ぎたら食べないほうがよい期限 食べずに処分する

開封した日を書いて早めに使う

消費者庁は、開封したあとは期限に関係なく早めに食べきるよう案内しています。

開封した日がわからなくならないよう、袋やふたに開封日を書いておきましょう。

保存の仕方は食品に書かれた方法に従い、開封後は冷蔵などの指示がないかも確かめておきたいところです。

開封済みの食品は、未開封のストックとは分けて、いちばん目に入る場所に置くと使い忘れを防げます。

たとえば、開けたパン粉や片栗粉の袋に「10/26開封」と書いておくと、古いものから使う判断がしやすくなるでしょう。

主な食品の賞味期限の目安を知っておく

ストックによく使う食品の賞味期限の目安は、農林水産省の食品ストックガイドで次のように紹介されています。

食品 賞味期限の目安
パックごはん 1年
カップ麺類 約6か月
乾麺(うどん・そば・パスタなど) 約1〜3年
レトルト食品 約1〜2年
缶詰 未開封でおおむね3年
カップスープ・カップみそ汁 約1年
野菜ジュース 未開封で約6か月
保存水 5〜10年

目安は商品によって違うため、実際には手元の商品の表示を優先してください。

カップ麺のように期限が半年ほどの食品は、ストックの数を控えめにしておくと期限切れを防げます。

反対に、缶詰や保存水のように期限が長い食品は、防災用のストックに向いているでしょう。

在庫リストは紙・ホワイトボード・スプレッドシート・アプリから続けやすいものを選ぶ

在庫リストは紙・ホワイトボード・スプレッドシート・アプリから続けやすいものを選ぶ

在庫リストは、どの方法が正解というより、家族が無理なく続けられる方法を1つ選ぶのがいちばんです。

リストがあると、家にいなくても在庫を確かめられます。

ただし、記録が実際の在庫とずれると意味がなくなるため、続けやすさを重視して選びましょう。

リストに載せるのはよく買う食品だけでよい

家にある食品をすべてリストにすると、記録の手間が増えて続きにくくなります。

最初は、適正量を決めた5〜10品と、防災用のストックだけを載せれば十分です。

項目は「食品名・置き場所・今の数・買い足すライン・いちばん早い期限」の5つがあれば、管理に困らないでしょう。

慣れてきたら、よく買う調味料や冷凍食品を少しずつ足していく方法があります。

たとえば、パスタ・ツナ缶・レトルトカレー・しょうゆ・水の5品から始めれば、記録は1分ほどで終わるはずです。

4つの方法を比較して選ぶ

在庫リストの方法は、大きく分けて紙、ホワイトボード、スプレッドシート、アプリの4つです。

それぞれに向いている家庭と、気をつけたい点を比較してみましょう。

方法 向いている家庭 気をつけたい点
紙のリスト 冷蔵庫に貼って家族みんなで見たい 書き直しに手間がかかる
ホワイトボード 数の増減が多い食品を手早く管理したい 外出先で見られないので写真を撮る
スプレッドシート 品目が多く、期限を色分けしたい 入力を忘れると実際の数とずれる
在庫管理アプリ 期限の通知や家族との共有を使いたい 登録の手間があり、続くかどうかは人による

どの方法でも、買い物の前に見る習慣がなければ在庫管理は進みません。

たとえば、ホワイトボードで管理している家庭なら、出かける前にスマートフォンで撮影するだけで外出先でも在庫を確かめられます。

スプレッドシートなら5つの列で作れる

スプレッドシートで管理する場合は、列を5つに絞ると入力が続けやすくなります。

今の数が買い足すラインを下回ったら色が変わるように設定しておくと、買うものがひと目でわかるでしょう。

期限の列を早い順に並べ替えれば、先に使う食品もすぐに見つけられます。

列の名前 書く内容 例
食品名 よく買う食品の名前 ツナ缶
置き場所 決めた置き場所 キッチン下の引き出し
今の数 使ったら減らし、買ったら増やす 3
買い足すライン この数になったら買う 2
いちばん早い期限 手前にある食品の期限 ◯年5月

たとえば、家族で同じファイルを共有すれば、誰かが使った分をその場で書き換えられます。

家族と共有するルールを決める

在庫管理を1人で抱えると、ほかの家族が使った分が記録されず、リストと在庫がずれてしまいます。

家族で決めておきたいのは、「最後の1つを使った人がリストに書く」「補充は奥に入れる」といった簡単なルールです。

ルールは2〜3個までにしておくと、子どもでも覚えやすくなるでしょう。

リストの置き場所は、冷蔵庫の扉など家族全員が1日1回は見る場所にするのがおすすめです。

たとえば、冷蔵庫に「使い切ったらここに書く」という買い物メモを貼っておけば、家族の誰が気づいても書き足せます。

冷蔵庫・冷凍庫のストックは「7割」と「日付」で管理する

冷蔵庫・冷凍庫のストックは「7割」と「日付」で管理する

冷蔵庫と冷凍庫のストックは、詰めすぎない量の目安と、入れた日付の記録で管理しやすくなります。

冷蔵庫は毎日開ける場所なので、在庫管理の効果をいちばん感じやすい場所でもあるでしょう。

食品の安全にも関わるため、厚生労働省が案内している保存の目安も確かめておいてください。

冷蔵庫も冷凍庫も7割程度が目安

厚生労働省は、家庭での食中毒予防のポイントとして、冷蔵庫や冷凍庫の詰めすぎに注意するよう呼びかけています。

めやすは、冷蔵庫や冷凍庫の7割程度です。

消費者庁も、詰め込みすぎると冷気が循環しにくくなるとして、冷蔵庫に保存する食材を7割以下にすることをすすめています。

空きがあると奥まで見渡せるので、在庫の確認もしやすくなるはずです。

たとえば、冷蔵庫の1段を「空けておく段」にしておくと、買い物のあとも詰め込みすぎを防げるでしょう。

冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つ

厚生労働省は、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に保つことをめやすとしています。

冷蔵や冷凍が必要な食品は、買って帰ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫へ入れることも大切です。

肉や魚はビニール袋や容器に入れ、ほかの食品に肉汁などがかからないようにすることも案内されています。

在庫を確かめるときも、扉を長く開けたままにしないよう気をつけましょう。

リストで中身を把握しておけば、扉を開ける時間も短くできます。

たとえば、冷蔵庫の扉にリストを貼っておけば、開ける前に何を取り出すか決められるでしょう。

冷凍した食品には日付と中身を書く

冷凍庫は、凍った食品の見分けがつきにくく、いつ入れたかわからない食品が残りやすい場所です。

冷凍するときは、保存袋に冷凍した日付と中身を書いておきましょう。

冷凍庫の中も、種類ごとに置き場所を決め、古いものから使うと管理しやすくなります。

保存袋を立てて並べると、上から見たときに日付と中身がわかるので、奥のものが埋もれにくくなるでしょう。

場所 管理の目安 在庫管理のコツ
冷蔵庫 7割程度・10℃以下 期限が近いものを目に入る段にまとめる
冷凍庫 7割程度・-15℃以下 保存袋に日付と中身を書いて立てて並べる
野菜室 使いかけを1か所に 使いかけの野菜から先に使う

たとえば、ひき肉を小分けにして冷凍するなら「10/26 ひき肉 200g」のように書いておくと、使う順番がすぐわかります。

停電に備えて冷蔵庫の食品から食べる順番を決めておく

冷蔵庫の在庫は、停電したときの食事の順番にも関わります。

農林水産省の食品ストックガイドで紹介されている災害時に食べる順番の目安は、まず冷蔵庫の食品、次にストック食品という流れです。

単身者向けのガイドでも、停電時は冷蔵・冷凍食品を、庫内の温度が上がるまでに食べる必要があると注意しています。

冷蔵庫の中身を普段から把握しておけば、停電したときに何から食べればよいかすぐに判断できるでしょう。

たとえば、冷凍庫に作り置きが多い家庭は、停電したときに食べきれる量かどうかも意識しておくと備えになります。

買い物前の在庫チェックで買いすぎと買い忘れを防ぐ

買い物前の在庫チェックで買いすぎと買い忘れを防ぐ

買いすぎと買い忘れは、買い物に出かける前に在庫を確かめる習慣で大きく減らせます。

買い物前の在庫確認は、消費者庁と環境省がそろって家庭でできる食品ロス対策に挙げている方法です。

在庫管理の仕組みは、買い物の場面で使ってはじめて効果が出ます。

出かける前にメモか写真で在庫を残す

消費者庁は、買い物の前に冷蔵庫や食品庫の食材をチェックし、メモか写真に残して買い物のときに確かめる方法を紹介しています。

写真なら冷蔵庫や棚を撮るだけなので、メモを書く時間がない日にも使えるでしょう。

在庫リストを使っている場合は、買い足すラインを下回った食品だけを買い物メモに書き出しましょう。

確認にかける時間は、毎回3分ほどを目安にすると続けやすくなります。

たとえば、冷蔵庫の中・食品棚・冷凍庫の3枚を撮影しておけば、お店で「卵はあったかな」と迷わずに済むはずです。

特売品は在庫と期限を見てから買う

特売品は、在庫と期限を確かめてから買うかどうかを決めます。

消費者庁がすすめているのも、まとめ買いを避け、使う分と食べられる量だけを買うことです。

特売で多めに買うときは、上限を超えないか、期限までに使い切れるかの2点を確かめましょう。

期限が短い食品をまとめて買うと、食べきれずに処分することになりかねません。

たとえば、ヨーグルトの4個パックが安くても、期限までに食べきれるのが2個なら、無理に買わない判断も大切です。

すぐ使う食品は「てまえどり」を選ぶ

消費者庁は、すぐに使う食材は商品棚の手前から取る「てまえどり」を呼びかけています。

てまえどりは、2021年6月に消費者庁・農林水産省・環境省と日本フランチャイズチェーン協会が呼びかけを始めた取り組みです。

手前の商品ほど期限が近いことが多く、奥から取ると手前の商品が売れ残り、廃棄につながりやすいと説明されています。

今日や明日に使う食品なら、期限が長い商品を選ばなくても困りません。

反対に、ストックとして置いておく食品は、期限を確かめて余裕のあるものを選ぶとよいでしょう。

チェックすること 確かめる場所 判断のめやす
買い足すラインを下回った食品 在庫リスト・食品棚 買い物メモに書く
期限が近い食品 冷蔵庫の手前・ストックの側面 先に使う献立を考える
特売品の在庫 メモか写真 上限を超えるなら買わない
今週使う予定の食材 献立のメモ すぐ使う分はてまえどり

たとえば、献立を3日分だけ決めてから買い物に行くと、必要な量が見えやすくなります。

野菜は下ごしらえしてからストックする

買ってきた食材の扱い方も、在庫管理の一部です。

消費者庁は、野菜を冷凍したりゆでたりと下ごしらえをしてからストックすると便利だと紹介しています。

下ごしらえをしておくと、使うときの手間が減り、使い忘れも起きにくくなるでしょう。

冷凍したものは、冷凍庫の在庫として日付と中身を書いておくのを忘れないでください。

たとえば、きのこを小分けにして冷凍しておけば、みそ汁や炒め物を作るときにすぐ取り出せます。

防災備蓄はローリングストックで普段の在庫管理に組み込む

防災備蓄はローリングストックで普段の在庫管理に組み込む

防災用の食品は、普段の食品を少し多めに持つローリングストックにすると、在庫管理と一緒に続けられます。

農林水産省の説明では、ローリングストックとは、普段の食品を少し多めに買い置きし、古いものから消費して、消費した分を買い足す方法です。

費用も時間も普段の買い物の範囲でできるので、特別な準備はいりません。

目安は最低3日分〜1週間分×人数分

農林水産省の食品ストックガイドでは、最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいとされています。

理由として挙げられているのは、過去の災害でライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースが多いことです。

災害支援物資が3日以上届かないことや、1週間ほどはスーパーやコンビニで食品が手に入らないことも想定されています。

農林水産省によると、地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切なので、ハザードマップなども確かめてください。

単身者向けのガイドでも、公的な支援物資は4日目以降に届き始めるとされ、まず3日分を備えて1週間分を目標にする考え方が示されています。

たとえば、3人家族で1週間分をめざすなら、主食だけでも「3食×7日×3人」で63食分になる計算です。

主食・主菜・副菜をそろえて備える

防災用のストックは、量だけでなく栄養のバランスも考えてそろえるのが理想です。

農林水産省のガイドでは、主食・主菜・副菜に分けて、備えやすい食品の例が挙げられています。

災害直後は炭水化物に偏りやすいので、缶詰などでたんぱく質を補うことがすすめられているのもポイントです。

野菜が不足しやすいことから、日持ちする野菜や野菜ジュースを常備しておくとよいでしょう。

農林水産省のガイドでは、1日分のストック食品をひとまとめにして、7日分用意しておく方法も紹介されています。

分類 ストックしやすい食品の例
主食 パックご飯・無洗米・乾麺・カップ麺
主菜 ツナやサバの缶詰・レトルト食品
副菜 梅干し・日持ちする野菜・野菜ジュース・乾物・インスタントみそ汁

たとえば、ツナ缶やサバ缶は普段のパスタやサラダにも使えるので、ローリングストックで回しやすい食品です。

水と熱源も同じリストで管理する

食品と一緒に、水とカセットコンロのボンベもリストに入れておくと、期限の確認を一度に済ませられます。

首相官邸の防災のページによると、飲料水の目安は1人1日3リットルです。

農林水産省は、カセットボンベの目安を1人1週間で約6本としています。

ボンベは約7年、コンロは約10年が使用期限の目安とされているので、買った年もメモしておきましょう。

農林水産省のガイドによると、水道水も塩素の効果で約3日間は飲料水として使えるとされています。

保存水の賞味期限は5〜10年と、普通のミネラルウォーター(約2年)より長いのも特徴です。

水道水をためておく場合は、フタができる清潔な容器に口もといっぱいまで入れ、直射日光を避けた室温の低い場所に置くよう案内されています。

項目 1人あたりの目安 管理のポイント
食品 最低3日分〜1週間分 主食・主菜・副菜をそろえる
水 1日3リットル 普段飲む水を買い足しながら保つ
カセットボンベ 1週間で約6本 ボンベとコンロの期限もリストに書く
地域による上乗せ 2週間分など ハザードマップで確かめる

災害専用とローリングストック用を分けて置く

農林水産省は、備蓄品を「災害専用」と「ローリングストック用」に分けることを保管のポイントに挙げています。

普段使うものはキッチンで回し、災害時にだけ使うものは別にまとめておく考え方です。

災害時に使う物は、腰の高さほどの収納の奥や下段の手前などの「第2ポジション」に置き、天袋や収納庫の奥に押し込まないよう案内されています。

乳幼児や高齢の家族、食物アレルギーのある家族がいる場合は、配慮が必要な人に向けて農林水産省が作った食品ストックガイドも確かめておくと安心感が高まるでしょう。

同じ保管のポイントでは、1か所にまとめず家の中の何か所かに分けて収納する方法も挙がっているので、置き場所ごとにリストへ書いておくのが確実です。

たとえば、災害専用の箱にも期限を書いて在庫リストに載せておけば、別置きでも期限切れに気づけます。

期限が近い・食べきれない食品は「使い切る・寄付する・量を測る」で減らす

期限が近い・食べきれない食品は「使い切る・寄付する・量を測る」で減らす

期限が近い食品や食べきれない食品は、献立で使い切る、寄付する、捨てた量を測って見直すの3つで減らせます。

在庫管理をしていても、もらいものや買いすぎで食品が余ることはあるものです。

余ったときの行き先をあらかじめ決めておくと、慌てずに済むでしょう。

期限が近い食品から献立に入れる

在庫リストや棚卸しで期限が近い食品を見つけたら、その週の献立に優先して入れます。

消費者庁が紹介しているのは、残っている食材から使うことや、作りすぎた料理をリメイクして食べきる工夫です。

消費者庁の料理レシピサイト「消費者庁のキッチン」には、食材を使い切るためのレシピも掲載されています。

体調や家族の予定を考えて食べきれる量を作ることも、消費者庁がすすめている工夫の1つです。

週に1回、「期限が近い食品で作る日」を決めておく方法もあるでしょう。

たとえば、期限が近いツナ缶とパスタがあれば、その2つを使う献立を先に決めてから残りの献立を考えると無駄が出にくくなります。

未利用の食品はフードバンクなどへの寄付も選べる

好みに合わなかった食品や、たくさんもらって食べきれない食品は、寄付できる場合があります。

消費者庁によると、期限前の未利用食品を地方公共団体や大型スーパーマーケットなどで受け付けている場合があるとのことです。

集まった食品は、フードバンクなどを通じて必要とする人に届けられます。

フードバンクは、さまざまな理由で販売できなくなった期限前の未利用食品を引き取り、必要な人へ届ける団体です。

寄付先は、住んでいる地域の役所などの情報で確かめてください。

受け付けている食品の条件は窓口によって違うため、持ち込む前に案内を確かめておくと手間がかかりません。

捨てた量を測ると見直しやすい

在庫管理がうまくいっているかを確かめるには、処分した食品の量を記録する方法があります。

消費者庁の実証事業では、計量するだけで食品ロスが約2割減り、計量に削減の取組を加えると約4割減ったという結果でした。

何をどれだけ捨てたかがわかれば、適正量や買い足すラインのどこを直せばよいかも見えてきます。

はかりで量るのが手間なら、捨てた食品の名前をメモするだけでも傾向はつかめるでしょう。

食品の状態 行き先 次に見直すこと
期限が近い 今週の献立に入れる 手前に置けていたか
未開封で食べる予定がない 寄付を受け付ける窓口を調べる 適正量や上限が多すぎないか
消費期限が過ぎた 食べずに処分して量を記録する 買う量と期限の確認

たとえば、1か月ほど処分した食品をメモしてみると、同じ食品ばかり余っているといった傾向に気づけます。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 食品ストックの在庫管理は、持つ量・置く場所・期限の見せ方の3つを決めると続けやすい。
  • うまくいかない原因は、在庫が見えない・買い足す基準がない・防災用を別に置いて忘れるの3つ。
  • 最初に冷蔵庫と食品棚を1段ずつ確かめる棚卸しを1回行い、2回目からは月1回の短い確認で十分。
  • 適正量は「1回の使用量×買い物までの回数+予備」で決め、買い足すラインと上限も決めておく。
  • 補充は奥に、使うのは手前からにし、箱の側面に期限を書いて見える化する。
  • 冷蔵庫と冷凍庫は7割程度が目安で、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つ。
  • 防災用は最低3日分〜1週間分×人数分を目安に、ローリングストックで普段の管理に組み込む。
  • 期限が近い食品は献立で使い切り、未利用の食品は寄付も選べる。

食品ストックの在庫管理は、完璧な記録よりも、家族が迷わないルールを少しずつ決めていくことが大切です。

まずはよく買う5品の適正量と置き場所を決め、買い物の前に3分だけ在庫を確かめる習慣から始めてみてはいかがでしょうか。

防災用のストックも同じリストで管理すれば、いざというときの備えにもつながります。

無理のない範囲で、自分の家に合った在庫管理の仕組みをつくってくださいね。

タイトルとURLをコピーしました